初心者のための犬講座・第1回「犬の種類を知る」


コチラの記事はペット雑誌BUDDYで過去に掲載されたものです。

 

 

第1回「犬の種類を知る」

自分の飼おうと思っている犬の性格や特性をしっかり勉強することが大切です

 

これから犬を飼おうと思っている方へ

愛犬家と思われる方々は、日本中にたくさんおられます。
では、その人たちは自分の犬の性格、特性を十分に把握しているでしょうか?

最近のしつけはエサやりが主流ですが、犬はイルカやライオンではありません。
もっと資質が高く、能力に関しても非常に優秀な犬達が多く、
人の心を読み取ることが出来る、すばらしい相棒なのです。

このページでは、このすばらしき相棒の探し方をお教えしたいと思います。
まずは犬の種類からです。

 

【犬の種類】
世界で純粋種は、約340種以上がいます。うち日本では145種あまりが登録されています。
さまざまな形質の犬がいるのは、狩猟や家畜の番、ねずみの駆除、荷物の運搬等、
さまざまな目的に合わせて人間が犬を人為的に交配し改良していった結果です。
その起源や作り出された目的によって次のようにグループ分けが出来ます。
①トイ・グループ(身体が小さく、愛らしく、抱いて可愛がるために出来た)
シーズー、チワワ、狆、パグ、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャ・テリア等

②テリア・グループ(うさぎやキツネ等の小動物の狩りに用いたグループで
「テリア」とは「土(テラ)にもぐる犬」のことで、活動的で気が強い所がある)

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ミニチュア・シュナウザー等

③ハーディング・グループ(羊や牛などの牧畜犬として働いてきた犬で
「ハード(Herd)」には「家畜の群れ」や「集める」「番をする」などの意味がある)

ウエルシュ・コーギー、シェルティ、ジャーマン・シェパード、ボーダーコリー等

④ワーキング・グループ(番犬や警察犬、荷物の運搬犬等の大きな作業犬。
賢く力も強いので、訓練するとすばらしい能力を発揮する)

グレート・ピレニーズ、シベリアン・ハスキー、セント・バーナード、バーニーズ・マウンテンドッグ等

⑤ハウンド・グループ(熊等からうさぎ、穴熊小動物までの嗅覚追従をする獣猟犬)

ダックスフンド、ビーグル

⑥ガンドッグ・グループ(ガンで撃ち落とされた鳥をくわえてハンターの所まで持ち帰る犬)

イングリッシュ・セッター、ゴールデン・レトリバー等

⑦日本犬グループ(我が国固有の犬。素朴で品格と威厳を感じさせる雰囲気が特長)

柴犬、秋田犬、甲斐犬等

⑧コンパニオンドッグ・グループ(上記以外のグループの犬達)

ダルメシアン、チャウチャウ、プードル、ブルドッグ、スピッツ等

分類的には、この8つに分けられるが、雑種も付き合い方次第で
「雑種強勢」といって丈夫な身体になることや性質も良くなる可能性があります。
犬を飼おうと思っている人が初めに考えることは、お互いに不幸にならないように、
目的をしっかりと決め、家族構成を考えた上で決定することが賢明です。

犬の寿命は約12~15年あります。悔いの残らないように双方が納得し
充実した12年余りであってほしいと思います。

 

 

目的をしっかりと決めて、家族構成を考えた上で、飼う犬の種類を決めましょう

 

→第2回「犬の飼い方を考える」

山梨セラピードッグクラブ代表

車椅子の犬訓練士
中村幹先生

日本警察犬協会の公認1等訓練士として多くの
チャンピオン犬を輩出。車椅子生活になって以降も
精力的に訓練を継続している。

中村幹先生のしつけ教室の詳細はホームページにてご確認ください↓
http://www.geocities.jp/chamanosukepd/

山梨県甲斐市岩森1159-9 TEL:0551-28-7871

 

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